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買い物に向いていない陽気な友人ジニ子

エッセイのアイキャッチ

陽射しが強く、サングラスが必須だったある日のできごと。

友人ジニ子の希望でアウトレットモールでショッピングをすることに。

記念すべき◯歳の誕生日を迎えたジニ子。
買い物欲が爆発してハッスルしまくりなジニ子。

あるお洋服屋さんに入った時のこと。

ジニ子が好みそうな服があったので、「これ好きそう。よくない?」とおすすめしたところ「いい!」と駆け寄るジニ子。

ただ、色が好みじゃなかったらしく、別の色を選んで「こっちの色がよくなぁい?」とギャル口調なジニ子。

『いつもなら選ばなそうな色だけど、新しい色に挑戦したいのかな?』と思いつつ、「いや。こっちの色と思う」と最初に提案した方を勧める、共感性ゼロで寄り添わないわたし。

「いや、こっちじゃない?」「いや!こっち!」っと押し問答しつつ、ジニ子の顔を見て違和感の正体に気づいたわたし。

「サングラスかけてるじゃねぇか!!!」

ブルー系の色が入ったサングラスのジニ子。
見ている世界が違ったから、意見が食い違っていたようだ。

サングラスをはずして納得したジニ子。
「こっちがいいね」と最初に提案した服を購入したジニ子。
その後も2.3回同じことを繰り返すジニ子。

「いい加減、学習しろ!」と言いたくもなるが、それがジニ子である。

結果的に、楽しいお誕生日を送ることができたみたいなので、それでよしとする。

ジニ子へ。
これからも、その調子で陽気に楽しく年を重ねていきましょう。

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